夏休夢 現代入り

始まらなければ終わりはこない、終わらなければ始まりはこない。

話が長くなりそうだったので霊夢は神社の中に入って紫から話を聞いた。

少女説明中…

霊夢が紫から得た情報では幻想郷に突然裂け目が現れて、その裂け目からいろいろとこちらの世界に入ってきてるという事らしい。

「そうよ。しかも私の予想が正しければその裂け目は外の世界に繋がっているわ」

霊夢は、また面倒な事になってきたという表情になる。

「なんでそう言えるの？」

「私は少し前からあの裂け目の存在に気づいていたのよ」

「気づいていたなら教えなさいよ！さっき私、死ぬところだったんだから！」

怒った霊夢を紫が落ち着かせ、そして話を続けた。

「なんとなく(暇だから)裂け目を眺めていたら裂け目から人間が出てきたのよ。で、話を聞くとどうやら外の世界から来たみたいなの」

「その人間はどうしたのよ？」

「も、もちろん私の能力で元の世界に返したわよ…」

「それならいいんだけど…」

霊夢は紫の返事に少し疑問に感じたが、今は一刻も早くこの異変を解決しなくてはならない。