始まらなければ終わりはこない、終わらなければ始まりはこない。

6/7
前へ
/181ページ
次へ
異変を解決するためにも霊夢は紫から聞いておかなければならない事がある。 「で、あの裂け目はどうやって治せばいいの?」 霊夢は神隠しの主犯及び問題発生のスペシャリストである紫に聞いた。 霊夢の質問に紫は腕を組みながら答えた。 「たぶんこれは外の世界からしか治せないと思うわ」 「なんか面倒ね~」 「仕方ないわよ。例えば、外側にある鍵穴を閉める為には外側から閉めるしかないじゃない」 やはりどんな時でもこの妖怪は厄介ごとを持ってくるようだ。 「そう…。それじゃあ私行ってくるわ」 そう言うと霊夢は立ち上がり、神社の外に出た。 「行くってどこへ?」 紫は霊夢の後を追った。 「決まってるじゃない。外の世界よ!ここの事は任せたわよ」 霊夢の能力発動。空を飛ぶ程度の能力で霊夢は裂け目の所まで飛んで行きそして…… 飛び込んだ。 「行っちゃった…。裂け目の出入り口はランダムに変わるから危ないのに…」
/181ページ

最初のコメントを投稿しよう!

598人が本棚に入れています
本棚に追加