心臓

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「私の名は愛と申します」 「…め、ご姫様」 あたしの目の前にいるこの人が愛姫。 政宗様の正室。 見れば見るほど、その心遣いまでも、本当に正室にふさわしい方だと思った。 きっと誰が見てもそう思うのだろう。 あたしはその白い手から伝わる優しさにいつの間にか涙を止めていた。
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