究極の写真

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その『究極の写真』を撮ってしまうと、『芸術としての写真の世界が終わる』とまで言われている、というのが親父の口癖だった。 そんな究極の写真に囚われていた親父が亡くなる前に最後に言った言葉。 「究極の写真の舞台は日本だ。」 その時、俺は親父から、その言葉と親父愛用のカメラ『コンドル(愛称)』を受け取った。
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