第1話

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「……ん?母?」 女性は、まだ壁にへばりつきながら言う。 「そうです。先日、この世を去った母…」 と、言いかけた瞬間女性がいきなり叫びだし、男性はタオルで額をふいている。 「母ってまさか!あなた、天海 千里の娘!!?」 天海 千里というのは私の母親の名前である。 「えぇ、まぁ」 私は、少々ビックリして後退りする。 「あの、あなた方はどなたですか?」
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