第1話

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「自己紹介が遅れたわ。私の名前は、川田 真由。こっちが私の旦那、川田 和幸よ」 女性は、さっきと打って変わって淡々と話す。 「はぁ~」 私は、わけがわらず頭にはハテナマークが浮かぶ。 「あなたの叔母よ」 「…………はい?」 その瞬間、頭が真っ白になった。 「つまり、あなたの母は私の姉よ」 いや、それはわかってるんですが… 急に、叔母よなんて言われて「そうなんですか」って言えるわけないじゃん!! しかも、母さんに妹がいたなんてこの17年間知らなかったのだから…。 そして、川田 真由は私に留めを刺した。 「あなたを引き取りにきた」 この言葉で、完全に思考回路が停止した。
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