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「自己紹介が遅れたわ。私の名前は、川田 真由。こっちが私の旦那、川田 和幸よ」
女性は、さっきと打って変わって淡々と話す。
「はぁ~」
私は、わけがわらず頭にはハテナマークが浮かぶ。
「あなたの叔母よ」
「…………はい?」
その瞬間、頭が真っ白になった。
「つまり、あなたの母は私の姉よ」
いや、それはわかってるんですが…
急に、叔母よなんて言われて「そうなんですか」って言えるわけないじゃん!!
しかも、母さんに妹がいたなんてこの17年間知らなかったのだから…。
そして、川田 真由は私に留めを刺した。
「あなたを引き取りにきた」
この言葉で、完全に思考回路が停止した。
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