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学校の昼休み中に一度だけみゆを見かける事があった。
母親と一緒に学校の階段をのぼっていて、そのまま職員室へ歩いて行ってた。
きっと退学についてや今後の進路の事についての面談かなにかだと思った。
みゆが階段をのぼっている時に、ふとみゆと目が合った。
みゆは可愛らしくて優しい笑顔で軽く自分に会釈した。
ただ見かけただけで、話をしたわけではないけど、とても懐かしくて、切ない気持になったのを覚えてる。
自分は返事はせずただみゆを見ていた。
ほんとにみゆの姿を見たのはこれが最後だった。
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