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昼休みに翔太先輩が居なくなった教室で優先輩はいきなり立ち上がると
『教室まで送ってくよ』
と座っている私の頭の上に手を乗せながら言葉を吐いた。
無言のまま教室まで送ってもらい席に着くと1年生の子が私の周りに集まってきた。
入学してから半年たった今でも友達と呼べる子がいない私はここに来てから初めての感覚に戸惑っていた。
だがそんな子たちの口から出た言葉を聞いて私は愕然とした。
なんとなく解っていたが私ではなく先輩方に興味がある子の集まりだって…
チャイムと同時にはける人だかり、チャイムに感謝しつつ授業の準備をした。
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