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3―C
あらかじめ聞いていた優先輩のクラス。
1~3校舎自体造りは全く同じなため、なんとか迷うことなく教室にたどり着く事は出来たが、なかなか、あと一歩が出ずにいた。
教室の前で硬くなっている私に行き交う先輩方の痛いほど刺さる視線に立ちくらみさえおぼえてしまいそうになる。
「里桜ちゃん、何してるの?」
ふいに後ろから声をかけられ、ビクッと撥ねる身体で振り返りながら聞き覚えのある声にホッとしている自分が居た。
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