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怖いほど紅い夕日を背に、長く美しい白銀の髪を風に靡かせながら、アンナはメイナと向き合う。
「ねぇ…もしも私がメイナより先に死んでしまったら…」
「……そうゆう話は聞きたくない…。第一アンナが僕より先に死ぬなんてありえない。」
夕日と同じ深紅の瞳を眩しそうに細めながら、メイナは視界にアンナを捉える。
「わかってるよ?でも聞いて…。もし私がメイナより先に死んでしまったら…私を…ーーーー」
『私を食べて……』
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