真夏

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「ぃててて。何するんだよ!ひでぇなぁ」 本と棚と彼女に攻撃を受けた俺は、恥ずかしさのせいか顔が真っ赤だったに違いない。 「ごっ、ごめんなさい!」 彼女は慌てて俺の手を引っ張り、起き上がらせてくれた。 その手はあまりに細くて、俺の手がなんだかとても汚く思えたほどだった。
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