真夏

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二人の間を沈黙が続く。 「…シャーペン貸してくれる?」 どーでもいい情報の次に、どーでもいい台詞を放った。 「宿題しに来たのに、シャーペン忘れて来たの?」 俺のいた席、本やノートが散乱する机に目をやった後に、 彼女は呆れた感じで そう言った。 「あ、いや、俺の部屋暑くて、バタバタ用意してたからさ…」 よくわからない言い訳を始める情けない俺。
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