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部屋の中央を見ると、そこには先程までは存在しなかった収録機器やご丁寧にも机や椅子までもが用意されて、スポットライトに照らされていた。
「まあこうなったら仕方ない。二人仲良くラジオの収録をしようではないか」
橙子さんは煙を吐き出しながら朗らかに笑い、二つある椅子の一つに座る。
「はぁ、また恥の上塗りをするハメになるなんて……」
肩をガックリと落として溜め息を吐きながら橙子さんの隣に座る。
「まあまあ、良いじゃないか……では始めるぞ。それでは、『鮮花ちゃんの萌え萌えラジオ』!はっじまっるよー!」
「番組名を捏造しないでー!」
実は私、結構不幸体質なのかも?
収録を行いながら漠然とそんなことを思う鮮花ちゃんであった。
頑張れ鮮花!負けるな鮮花!六章は君の独壇場だ!
お終い!
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