一章

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彼らが飛んで行った方向に歩きだす。 元々宛てもなく人里を探していたのだ。彼らに会って話を聞くなり案内してもらうなりした方が早いと思ったからだ。 数分して私が先程片付けた機械の側に彼らが居た。 木の影に身を隠しながら様子を伺う。 どうやら先程破壊した機械の調査をしているようだ。 木陰から出る。 私に気付いた彼らは警戒するようにこちらを見てきた。 「おい、てめぇ何者だ?」 集団の中からお世辞にも綺麗とは言えない言葉遣いをした少女が出てきた。
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