一章

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少女の容姿は彼らの中でも特に浮いている。 140cmあるかどうかの背丈、三つ編み、所々にヒラヒラした装飾の付いた服装。 そして一番目に付くのは老人がゲートボールで使うハンマー?のようなものだ。 成人男性・女性しかいない中で異常に目立つその容姿。 「おい!!無視してないで答えろよ!!」 そしてこの言葉遣いだ。正直、生意気なガキにしか見えない。 「子供に用はない。ここの責任者みたいな奴はいるか?」 目の前で私を睨み付けている少女はスルーして他の連中に問い掛ける。 すると一人の男性がばつが悪そうに、 「その、貴方が今子供と言った方が一応責任者なのですが…………」
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