一章
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あの小さな身体の何処からこんな力を出すのだろうか。 そんなことを思いながらナイフを抜く。 少女は既にこちらに向き直り、様子を伺っていた。 「そんなナイフ一本でアタシとやろうってのかよ?」 少女が小馬鹿にしたように言う。 これが答えだと言わんばかりにナイフを逆手に構える。 「…………舐めんな!!」 少女がまた突っ込んでくる。 怒りに任せた突進。 至極読みやすい。
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