一章

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―――ヴィータ視点 勝負は一瞬だった。 アタシの攻撃が外れたと認識できた時には、刹那の間に相棒『グラーフアイゼン』はバラバラに切断されていた。 直ぐさま再生させようとするが、何故かくっつかない。 粉々に砕けたのではなく切断されたのであれば、問題無く再生はできる筈だ。 何故?この言葉が思考を埋め尽くす。 『奴』、アタシの目の前に立っている男だか女だかよく分からない奴。 ふと、顔を見ると奴の眼は青く発光していた。 その眼に恐怖を抱いた。
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