第一章
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もう夕暮れだ。 街灯がブウンと音をたて、チカチカしてから点灯した。 急に吹いてきた突風が街路樹の枯れ葉をさらっていって路上にまきちらした。 葉っぱのない木の枝は、まるで家の中に入ろうと壁をひっかく生物のように揺れている。 トレイシーは玄関の階段をかけあがってきて、ドアを勢いよく開けて家の中に飛び込んだ。 十月の冷たい空気とたき火の煙のにおいが、トレイシーといっしょに玄関にはいってきた。
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