至上最低の日…

8/15
前へ
/90ページ
次へ
(何やってんのよ隆一は…!!) 美月の不安もイライラも限界に達していた。 30分が経過した… それでも事態は変わらない。 『お母さ~ん…』 隣りで寄り添ってくれている優子に泣き付く美月。 (もう許さないんだから…!!) その時、式の担当者が話しかけて来る。 『吉村様…大変申し訳ございませんが、式開始のお時間から随分経っておりますし、当社と致しましてもこれ以上ご招待された方々をお待たせるわけには参りません。いかがなさいますか…?』 そう言われたらキャンセルせざるを得まい。 仕方なくその旨を伝えた。
/90ページ

最初のコメントを投稿しよう!

146人が本棚に入れています
本棚に追加