第一章 第一話

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「顔が真っ赤だけど、大丈夫?」 「う、うん」 コクコク 凄くうなずいてる、 あぁ可愛い!! 水原は凄く可愛い。だけど口には出さない。恥ずかしいからな! そう想いながら、俺はまた寝る。 キーンコーン カーンコーン 「すー」 「起きろ、終わったぞ」 「起きてまふよ」 「終わったぞ!」 あれ?授業終わった? 「終わった?」 「そうだ、終わったんだ」 「……おはようございます」 「やっと起きたかぁ。」 ガバッ 男子が肩を組んできた。 コイツは天宮 落雷。 いつも思うけど、凄い名前だ。 コイツとは幼稚園からの付き合いだ。 運動神経抜群で、女子から凄いもてる。 誰とでも仲良く話すから、男子にも人気だ。 「翔、いつもより寝てたな。 夜更かしでもしたか?」 「いや~、今日暖かいし、風も気持ちいいから~」 「分かるわ!その気持ち!」 ツインテールの女子が俺の気持ちを分かってくれた。 「おお!亜美!俺の気持ち、分かってくれるか!?」 「もちろん!!」 月城 亜美、可愛い名前のわりに、かなりの元気っ子だ。 水原を紹介したのは亜美だ。 「ホームルーム始めますよ。」 担任が来た。
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