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午後十時。
俺は水原の家の前に来ていた。
ドキドキする。
凄くドキドキする!
水原の家の前にいるだけでも緊張するのに、家が大きいからさらにドキドキする。
覚悟を決めて、インターホンを押す。
ピーンポーン
ガチャ「はい!」
水原の声だ。
「南野君!?ちょっとまってて~!」
「オッケー」
スゲー焦ってた。
可愛いなぁ~。
「お、お待たせ。
どうかなこの服?」
白いシンプルなワンピースをきた水原が現れた。
「スゲー似合ってる!」
俺はハイテンションで本音を言った。
「ありがと!」
凄く喜んでいる。
やっぱり可愛いな。
だけどまた顔が真っ赤になっている。
今度は耳まで真っ赤だ。
「顔が赤いぞ!大丈夫か?」
「だ、大丈夫だよ!」
「そうか?」
コクコク!
激しく頷かれしまった。
「さっ!行くよ!」
軽くスキップするように走り去ってしまった。
「はやくしないと置いてくよ~」
「おう!」
俺は水原に置いてかれないよう追う様にして走った。
水原の家の近くに、かなり大きな本屋出来たらしく、そこに行く事になった。
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