第一章 第二話

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本の独特な香り、 本を読んでいる人達、外とは違う静かな雰囲気、 俺はその本屋の空気が好きだ。 まぁ俺が読むのは漫画だけど。 水原が人の少ないあるコーナーをじっと見ている。 ライトノベルコーナーだ。 俺はライトノベルも大好きだ。 「もしかして水原、ライトノベル好きだったりする?」 だらだらと汗をかきそうに焦っている。かいてないけど。 「なんで、わかったの?」 声を絞り出すように呟いた。 「あ…なんとなくかな?」 「そう…」 あれ?なんか水原の体が小さく見える。何故だ?まさか! 俺がそうゆうのを見て引く奴だと勘違いしたのか? いるからな~そんなやつ。 だが俺は! 「あっ!ラノベも新刊出てるのか。」 「え?」 「買っとこう。」 俺は引くどころか、俺も読む! 「もしかして、南野君もラノベ好きだったりする?」 「ラノベも漫画も好きだ!」 「そうなの!? 例えばどんなの?」 「えっと…これとか、かな?」 何個かみせた。 「全部知ってる!」
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