雄一

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結局家に着くころには辺りは真っ暗闇に覆われていた。 なんだか気分が重いせいか、足どりも重い。 もちろん約束を破ったことくらいでは妻は何も言わないだろう。 それがまた罪の意識をかきたてた。 玄関先で呼吸を整えチャイムを押す。 が、中から返事がない。 『風呂でも入ってるのかな…』 仕方なく自分の持っている合鍵で中に入った。
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