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由佳の家への道を歩きながら罪悪感と、この生活から脱しなければいけないという思いに押し潰されそうだった。
ただこの生活から元の生活に戻れば間違いなく俺は妻を愛せなくなる。
由佳と遊ぶことで妻の大切さを改めて感じるのだ。
だがこれがバレたら俺はどうしたらいい?
会社にバレたら間違いなくみんな妻の味方につくだろう。
俺の居場所がなくなってしまう。
このままじゃだめだ…
そう思い顔をあげると由佳の家の玄関に立っていた。いつの間にこんなに歩いたのかと思うくらいあっという間に感じたが、少し得な気分になった。
少し震えてる指で玄関の呼び鈴を鳴らすと中から可愛い返事が聞こえた。
扉をあけ中から覗いたのは可愛いらしい無邪気な笑顔の由佳だった。
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