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「遅かったね、待ちくたびれちゃった。入って。」
そういって中に招きいられるが、いつ来ても女の子の部屋に入るのは緊張するものだ。
戸惑いを必死に隠し中に入るがそれを知ってか由佳はからかってくる。
「そんなに畏まらなくていいのに、始めてじゃないじゃん。かっわいぃ~」
『こらこら、大人をからかうもんじゃないよ。』
「なにそれ。由佳だってもう大人だよ。そんな言い方しなくても…」
『あ~わかった、嘘だよ。俺が悪かった。な、もう泣くなよ。』
「本当にそう思う?じゃあ許してあげる!」
そういって抱き着く由佳に改めて可愛いなと愛おしさを感じてしまった。
こんな新婚みたいなやり取りを妻とは一度もしてないな、と改めて思いながら由佳との今を楽しんでいた。
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