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prologue
あれから一年…
ノアはローバン財閥を継ぎ、
ジャック、アーク、シャノン、エースは
高校ニ年生になっていた
担任は持ち上がりで前田卓先生略して前先だ
淺井は相変わらずセルビア事務所に居座り‐SA5『裏業社』‐としての仕事をこなしている
そして斎藤鎌間は姿を消していた
変わったことと言えば……
来客用のソファーに座る一人の女の人が
人の事務所で優雅にくつろいでいるくらいだ…
「クーラー効いてて最高ねぇ…」
フゥ~…
タバコの煙を吐き出す女の人
《エイ》
「エクサさん…事務所は禁煙なんですけど……喫煙禁止なんですけど…noスモーキングなんですけど…」
彼女の名はエクサ
《エクサ》
「堅いね…そんなだから仕事無いのよ」
タバコの火を消す気はさらさらないようだ
《エイ》
「それ言われたら言い返せないですよ…」
セルビアが書類を置いてエイに言った
《セルビア》
「粘れよ…」
セルビア:セルビア事務所、所長兼社長であり、いつの間にか‐SA5‐の保護者的な存在、戦闘能力は未知数
エイ、ビイ:セルビアの助手兼社員であり有能な部下としても有名な二人である
セルビアが空き缶をエクサの座るソファーの前のテーブルの上に置いた
「灰皿代わりに空き缶使え」
《エクサ》
「ありがと…」
エクサがセルビアをじっと見た
固まるセルビア
《セルビア》
「なにか?」
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