第3章『使い魔の意義』

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(あんな強い光で上級?…有り得ない…ギリギリとはいえSランクの召喚者より強い光を放つなんて…) (…確かアイツはハイネ…だったか…面白そうだ…) レーナはハイネを疑惑の目でジッと見つめ、ルーカスは謎に包まれたハイネの実力に無意識に唇の端を僅かに吊り上げていた。 そしてアニエスら教師陣は生徒が全員召喚し終わったのを確認すると陣を消して生徒に今日は解散だと伝え、姿を消した。 因みにラルフの使い魔はBランクのファイアテイル。尻尾には赤い火が灯っているサラマンダー(名前は【ギース】)だ。 アルはAランクの蛇の魔獣(レーヌス) フィンもAランクで木の精霊(ガイル)だ。 「なぁみんな、今から特訓しねぇか?」 寮への帰り道、フィンがハイネに提案し、ハイネが快諾したのでフィンは全員に提案してみた。 「特訓と言っても、何をするんだ?」 そう言ったのはミーシャ。ニルとアル、ラルフもまた快諾し、今は学園に数ヶ所ある訓練所に向かっている最中だ。 「軽く武器を使って模擬戦みたいなことをしようと思う。ハイネの実力も気になるしな」 フィンはそう答え、ハイネを見る。 「…着きましたよ」
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