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ふわり、ふわりと俺の髪を梳くぴぃの手は愛情に満ちていて、すっごい心地よくて、
俺は女の子みたいに「幸せだなぁ」なんてうっとりしちゃっていた。なにか、大事なことを忘れているような気がするけど、今はそれどころじゃなくて。
さっき離れてしまったぴぃの顔がまた近づいてくる
今度こそ、キス、されちゃうのかぁ
なんてぼんやり考えていた
キス、ねぇ。
(……………)
「や、嫌だーーーーーっ!!!!」
「うおわ!」
両想いの幸せに浸ってて全く気付かなかった
気づけよ俺、もっと働けよ頭
「も、小山…今度はどしたの…」
いきなり突き飛ばされたぴぃにはげんなり、って言葉が最高にお似合いだった。
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