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「あーむかつくー!」 部室の鍵をしめた私は誰もいない廊下に叫んだ。 クラブの先輩に嫌われたせいで、ろくに活動もさせてもらえない。ただ雑用ばかり。 「鍵、なくしちゃおうかなー」 もちろん、そんなことはしないけど。 歌うのが好きだからコーラス部。 いじめられて辞めるのもしゃくだし、 絶対やめるものか! とはいっても…… 「歌いたいなぁ…」 私のぼやきは夕焼けに溶けていった。
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