お泊り

19/24
前へ
/326ページ
次へ
「布団1つしかないし」 『いや…!俺床で寝るから』 「それなら私が床で寝るから楓がベッドで寝て…」 『いやそれはダメっ!!』 ラチがあきません。 「いいから楓はベッド!」 『いや、四葉がベッド!』 「楓が!」 『四葉が!』 そんなやりとりを続ける事2分。もういい加減めんどくさい。 「もーっ!!一緒に寝ればいいじゃん!!さっさと寝るっ!!」 私はテレビの前に座ってる楓の腕を引っ張った。 『ちょ…、分かった分かった』 楓は立ち上がろうとした……が、足がもつれ私の方に倒れてきた。 「わっ…!」 私は思い切り後ろに倒れ、ゴツッ!と言う鈍い音と共に後頭部に痛みが走った。 ん………? お腹に重みが…。 倒れたはずみでつぶってしまった目を開けた。 「ぬぎゃぁぁぁぁあ!!!!」 か、楓が乗っかってる!! こんな少女漫画のお決まり☆みたいな事が起こってしまった…!
/326ページ

最初のコメントを投稿しよう!

238人が本棚に入れています
本棚に追加