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『相手は酔っぱらいだって言ったじゃない』
やれやれといった感じでテーブルにコンビニの袋を置く姫。
「私が襲ったんじゃないから!襲われた方だからっ」
『それよりさぁ、楓動かないけどどうする?』
「えっ!?」
たつる君の言葉を聞いて楓を見ると確かに動かない。
楓に近づき呼吸をしてるか確かめようとしたら、規則正しい寝息が聞こえた。寝てるだけ…?
『ベッドに寝かせよっか』
たつる君がよっこらせと楓を持ち上げ、ベッドに寝かせた。
「…で、何しにきたの?」
楓を寝かせ、テーブルを囲むようにして3人座る。
『たつると行こうとしたバー今日臨時休業でね。だからいい酒場を探してたらここにたどり着いたの』
姫はガサガサとビニール袋をあさり、中からチューハイやおつまみを取り出した。
「…それ、ウチ?」
『そっ、当たり~』
たつる君がよくできました~!と言う感じで手を叩く。
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