お泊り

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邪魔されて良かったような、ちょっと残念なような……。Sな楓も良かったなーなんて。 酔っ払ったらSになるとかっ!? いや、でもいつもは普通に顔真っ赤なだけだし。 あ……倒れた衝撃でとか?それならつじつまが合う。 1人で妙に納得していると目の前にチューハイの缶が現れた。 『乾杯っ』 「…乾杯」 缶同士が当たって音を出した。 「で!?何でみんなで雑魚寝なのよっ!!」 楓がベッドを占領しているので、テーブルをどけカーペットの上で川の字になる私達。 『楓君に襲われちゃうかもって心配してたじゃない』 『そうそう。俺らがいればもう大丈夫だよーん』 た、確かに言ったけども! でもでもでもでも…! 必死に恥ずかしい言葉言って楓を引き止めたのに…私の努力って一体何だったのーっ!!!!
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