お泊り

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『あ!出てきた』 たつる君がそう言って、運転席の窓を開けて楓を呼んだ。 楓は目を細めてたつる君の顔を確認するといつものように無邪気に笑った。 『お邪魔しまーすって、わっ!』 後ろのドアを開けた瞬間、後部座席に私が乗ってるのに気付かなかったのか大きな声を上げた。 「こ、こんばんは…お疲れ」 『ビックリしたぁ。お疲れ』 スーツ姿の楓…そそります。 こう細身のズボンがね!?体のラインが出て、しかも白のワイシャツが楓らしくて…。 めっちゃカッコいいです。 ひとまず居酒屋に行く事になり、合コンの時に使った居酒屋に向かった。 久しぶりだなぁと思っていたら、合コンの時と同じ席に案内された。 四人で顔を合わせて笑い、私と楓が隣同士、姫とたつる君が隣同士に座った。 適当に食べ物を注文して、ビールで乾杯をした。
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