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パパとユキの話をした。
パパ『ユキは何であんな風なんだ?』
私『あの子もネネも同じ様に育てた。違うのは、ユキを貴方に預けてネネの行事に出掛けたり・・買物した事。貴方に預けるべきじゃなかった』
パパ『ユキよりも小さい子供が、俺が仕事で荷物を届けてもチャンと親に伝言している。何でユキは先生の質問答えないんだ。お前が、小さい時に言葉が遅かったのが原因だろ?』
私は、悔しかった。
確かに、私も言葉が遅くって
両親が「言葉教室」に連れて行ったと言っていた。
しかし、私の存在が原因でユキがあんな風になったのか?
自分に何回も問い掛けた。
そして、パパは布団に入り呟いた。
『俺さ・・アイツ殺して俺も死のうかな?』
私は、頭の中で「ブチ」って感覚を感じた。今まで、仕事ばかりで行事はマトモに出ない。
そんな、仕事人間のパパが言った言葉・・・
私は、寝ているパパの上にまたがり首を締めて言った。
『あのね、もしユキ殺すなら私はあんたを殺す。子供には罪は無い。生まれる命には、役割がある。だから、あの子も何かをする為に生まれた。私だから育てれると・・神様が与えた命だから・・』
パパは、赤ら顔で私の手を外しながら言った。
『俺が悪かった・・だから、頼むから落ち着いてくれ。ユキの事は2人で考えよう。それに、市営の言葉教室も小学校に入ると行けれないし。』
私は、自分の部屋に行き布団を抱えて泣いた。
眠気よりも涙が溢れて寝れなかった。
変われるなら変わりたい。
そればかりだった・・
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