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先生が、私達に話し始めた・・『宮下さん、「支援教室」は主に算数・国語をお子さんの力に合わせて毎日勉強します。極端な話、教科書を使わないで勉強する事もあります。体育・音楽・図工は普通のお子さんと勉強をしてもらいます。私達は「交流教室」と言っています。
ユキ君の場合、言葉の発音と合わせて少しずつ数字も勉強していく形になります。』
私達はただ、聞くばかりだった。今まで自分の子供は普通だと思っていた。
皆より「のんびり」だと思っていた。しかし、名前を平仮名で書く事しか出来ない我が子。
この日は、帰宅して一番空気が重く感じた日でした。
目の前が「真っ暗」と言う表現の意味が少し分った気分でした。
ユキが障害児なんだと・・
もっと早く分れば・・
頭の中が真っ白になった。
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