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「河合に声をかけられたのかwラッキーじゃんw」
「はぁ?」
俺は高橋の一言が意味不明でならなかった
ラッキー?
アンラッキーの間違いじゃないのか!?
名前を聞かれたんだぞ!
「河合は容姿端麗、頭脳明晰でレベルが高いんだぞ(笑)そんな子がお前に声かけたんだからラッキーだろ?」
あぁ そういうことか
いや だがそんな漫画に出てきそうなアイドル的存在な奴が本当にいるとは・・・
まぁ俺はこの名前のせいでそんなアイドルとか恋とかまで正直頭が回ってない
だからそんな子がいたことすら知らなかった
「だが俺はそういうはどうでもいいしな~」
「お前な~ファンクラブの奴等が聞いたら殺されるぞ汗」
Σファンクラブなんかあるのかよ!?
マジで漫画みてぇ・・・
「大変だな・・・アイドルさん」
「心にも思ってないことを・・・しかも棒読みだし」
「まぁ俺には関係ねぇことだしよ~そして俺はだるくなったのでこのまま屋上で学校警備してくるわ」
「ただサボりたいだけね・・・」
チャイムと先公が来るまえに軽い足取りで屋上に向かった
人気のない階段をのぼり屋上のドアノブに手をかけようとした瞬間・・・
「ぁー、キモいんだよ!」
そんな罵声と共に殴りつけたのか目の前のドアが少し揺れた
なんだぁーチンピラでもいるのか?
どんだけ漫画みたいなんだよー今日は・・・
ぶつぶつと独り言を言ってると屋上の鉄のドアが開いた
やべ、チンピラさんとご対面しちまう
薄暗い階段だったため入り口から入り込む太陽の光が異様に眩しい
あははーチンピラさんが神々しいよー・・・てあれ?
太陽の光で肩にまでかかるくらいの茶髪がキラキラと金髪のようにみえた
チンピラが・・・女!?
あれ?
「お前・・・」
「し・・・新寺・・・くん?」
今朝のアイドル!?
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