優しいうそつき(ロクティエ/ロックオン死亡後)

3/6
前へ
/8ページ
次へ
目が覚める。俺はベッドに寝ていた。CBはもう壊滅状態で、みんなバラバラになってしまっていた。 眠っている間、何か聞いたような気がするが、思い出せない。     何もやる気が起きず、自分の部屋のベッドに横になっていると、ふいに扉が開いた。ロックはかけておいたはずなのだが。不思議に思い目だけを扉に向けると、そこには跳ねるハロの姿があった。 「ティエリア!ティエリア!デンゴン!デンゴン!」 機械音声で捲し立てる球体に怪訝な視線を向けるが、それを気にもせずに(機械だから仕方がないが)傍まで近寄ってきた。 こちらの意思に関係なく、メッセージは再生される。 「ティエリア」    
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加