36人が本棚に入れています
本棚に追加
/118ページ
その日の放課後、みんなで勉強しようと4人は図書室に集まった。
1つの大きい机を4人で囲み、
「じゃあ、始めよっかぁ~」
と結衣が言った。
「うん!」
私はカバンの中をゴソゴソやりながら答える。
数学のノートと教科書と…あれ?
…筆箱がない。
「ごめん!私…筆箱教室に忘れちゃったみたいだから、とってくるね!!先やってて?」
私は立ち上がって、手を顔の前で合わせた。
「ドジだなぁ、亜紀は。…わかった。先やってるね!」
千秋がそう言ってくれたので、私はアハハとちょっと照れたように笑った。
「じゃあ急いで行ってきます!!」
そう言って私は
全速力で駆け出した。
最初のコメントを投稿しよう!