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私達の仕事
「た、たた、頼む!違うんだッ…わ、私はただ…!!」
「言い訳も命ごいも、興味ないわ。そして、貴方の運命はたった一つだけ…」
相手の言葉にすら耳をかたむけず、構えていた銃口をぴったりと額にあてがい迷うことなく引きがねを引いた。
そして、悲鳴と銃声が同時にこの小さなホテルの部屋に響いた。男は頭蓋骨を撃ち抜かれ、ぴくりとも動かない。辺りは血で真っ赤に染まり、祥子の顔も返り血で赤く染まっていた。
そして、こんな生々しい光景を見ても、『そいつを殺した』祥子自身はぴくりとも表情を動かすことはなかった。ただ無感動に見つめているだけ。
「任務、完了…」
あたしは『祥子』。昔、一度死んだ女です。
今はソニックという暗殺組織で、人殺しをしています。
そう
身も心も『ゾイド様』に捧げて…
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