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漂流病棟四時間目
その時だった、8つあるベッドの向い側とその横のカーテンが!スゥーーと開き…
またやな…
これで医者さんが亡くなるの、三人みとるわ…
自分?昨日入院したんかいな?
あっ…はい、福谷雅治です…宜しくお願いします…
わしは、関西で理髪店やっとった、小柳幸雄や~よろしゅう~たのんますわ~
雅治は久しぶりに生きた人間の会話を聞いた感じがした。
雅治は、小柳の横隣のベッドを見て驚いた!そこには十代後半か?ぐらいの女の子が…
ここって男女共用の病室なんですか?
小柳は尽かさず、含み笑いをみせ、
兄ちゃん!いまにわかるわ
意味深な言葉を残し、小柳は、またカーテンを締め床につくのであった…
あ…新藤未来です…宜しく……
隣のベッドの女の子も、軽く会釈をし、再びカーテンを締めた。
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