村上隼人 対 竹内七海

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  「先輩。話って何ですか?」  真っ直ぐに瞳を覗かれた。心を見透かされるような視線に気圧される。  まずは正直に一目惚れした事を告白して。それから、竹内さんの知っている俺の『秘密』を聞こう。  唾を飲み込んで、覚悟を決めた。 「信じてくれないかもしれないけど。俺は竹内さんに一目惚れしました」  竹内さんの目が大きく見開かれる。 「はっ? えぇっ!?」 「本当なんだ。昨日初めて竹内さんを見て綺麗だと思った。実は今まで一度も人間を綺麗だと思った事はないんだよ。それからずっと竹内さんが頭から離れなくてね。 迷惑でなければ、他に好きな人がいなければ、俺と付き合ってもらえませんか?」  
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