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今日は、実成(さねなり)の高校の友人が遊びに来ている。
そこへ、実友(さねとも)がアイスコーヒーとロールケーキを持って部屋へ入ってきた。
「実成、友達とどうぞって。
母さんが。」
トレイの上のコーヒーがカランと音をたてる。
トレイには、コーヒーとケーキが３セット。
「俺も、ちょっとお邪魔♪」
言いながら、実成の隣に座った。
小池🌕平に似た風貌の彼が、家着のＴシャツにハーフデニムパンツ姿だと幼く見えるが、実成には盲目的に愛らしく見えるだけだ。
「んまぃ！」
「実友、クリームついてる。」
友人を蚊帳の外に、実友と会話をしていると
「実成って、弟いたんだ？
可愛いな！」
「ちょ…っ！」
実成は、慌てて持っていた雑誌で友人の口元を隠す。
時は、すでに遅し。
とろけるような笑顔で、実友が
ニッコリ微笑み…
「俺は、兄です。」
(怒りマークが見えるよ…実友。)
額に汗かく実成。
驚いた友人が
「スミマセン！」を連呼した。
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