2234人が本棚に入れています
本棚に追加
れいはあたりを見回したあと、絶望したのか泣き出した。
れいはずっと助けを求め続けている。
もう耐えられない。
早くれいを助けなければ。
でも、俺一人でここかられいを助け出すことは無理だ。
俺がもっと強かったら、れいをここから助け出すことができたかもしれないのに……。
そんなことを考えているうちに、周りにいたやつらは行動を開始し、みんな手にナイフを持ってれいを囲んでいた。
俺がまだ来てないことに気づいた上野は、俺の方を向いて軽く手招きした。
.
最初のコメントを投稿しよう!