教師×生徒

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1キロ地点。 「福ちゃん先に行って。俺もう無理…」 「あっじゃあ 俺も歩くで?」 「俺1人で大丈夫! この順位でも成績決まるし 先に行って。」 少し強引に 福ちゃんの背中を押した。 だってそうしないと 福ちゃんは 歩いてしまうから。 「あっうん。 じゃあ後でな」 「うん。」 俺はそう言って スピードを落とし 歩きはじめた。 10分ぐらい 歩いてようやく 息が調う。 この10分間で かなりの人に抜かされたし… もう 誰も後ろおらへんやんww さびし… あの時、甘えて 福ちゃんに 歩いて貰えばよかった。 ふぅーとため息を 着いたとき 1人の声が 聞こえた。 「あと残り1キロや!頑張れ!」 ふと前を見ると チェックポイントに 立っているのは あの 宇治原先生だった… 俺は あまりにびっくりして その場に しゃがみ込んだ。 すると 宇治原は菅の所まで走り 顔を覗き込んだ。
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