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「ん?どうした??」
「いや……、その……。噂で聞いたんですけど……、村田先輩って……小説……書いてるんですか?」
僕は、多少挙動不審になりながら、当たり障りのない程度に尋ねた。
すると、村田先輩は大して驚くでもなく、穏やかに優しい口調で返答した。
「あぁ……、そんな広まってんのか。一応書いてるよ。下手だけどな」
そう言うと、僕に微笑んでくる。
……何か、イメージと違うな……。
この人はいい人そうだ。
先輩は話を続けた。
「んで?それが、どうしたんだ?もしかして……、お前も書いてんの?小説」
大きく勘違いをされてしまった為、僕は作業してる手を止め、顔の前で両手を交差するように振り、否定した。
「いや……、書いてませんよ……。
ちょっと先輩が書いてる小説気になるな~と思って……。よかったら、クリエイター名教えてくれませんか……?」
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