ヘタリア

ルートフェリ

｢ドイツ～俺ぇお腹へったんだあ～
パスタ～パスタ～まだあ?｣
ここはドイツの家であり、そこへ遊びに来たというか、入り浸るイタリアがおり、今は昼飯作りに奮闘するドイツに絡むイタリアのこえである。

先程から料理に集中したいのだが、横やりされ青筋立ててもう爆発寸前なのだが、そんな空気読まない男は同じ言葉を発している。

黒いエプロンをツンツン引っ張り、
｢ねえねえ、ドイツ～
俺ねえ～パスタもだけどピッツァも食べ『黙れええ～💢💢💢このあほがああ～』
ボコッと鳴り響く音を響かせイタリアの頭を殴り床に沈めた。
｢痛ああ～何するんだよ～ドイツが殴ったあ～兄ちゃん💦💦｣

ｳﾞｴ～と泣き出すイタリアにため息溢し
分かったからと頭をなでやり
｢おいおい、俺は料理してるんだから、少しは静かにしろっ。出来るものも出来なくなる｣

撫でられ機嫌がなおり静かになるかと思ったが…

｢うんっ、分かったよ～
俺ね、ドイツの言うこと聞くからねえ｣

ニコニコとまた話し出す相手を見て怒る気持ちも失せてハァとため息してまた作業を続けるドイツであった