音の壁

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僕が怖れるものは 他人(ひと)の心の中   どう思われているかわからないから 話しかけない   嫌われたくないから 話しかけない   でも誰とも話さないと淋しいから 代わりにイヤホンつけて歌を聞く   鼓膜とイヤホンの間に音の壁張って 誰の声もこの壁を 壊せないように音量上げるんだ   けどどんなに分厚い壁を作っても 君の声だけは 何故か聞こえるんだ   「何で片方にしかつけないの?」 って聞いてきても 「まぁ…ね」で話はぐらかす   その答えはもう少し 仲良くなったら教えてあげるよ  
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