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目が覚めるとそこは、壁から置かれている僅かな家具までも純白に染め抜かれた部屋。
「う……うーん……」
かすれた声を放つ。
声は何とか出せるみたいだね……
「あっ! お気付きなりましたよ。お嬢様」
女性にしては、多少低い声。
お嬢様……?
いったい誰なんだ?
それに此処は……?
僕の心の中で考え事で埋まっていく。
僕は、体を起こそうとした。
でも、突然体に激痛が走っる。
まだ治ってないのか……
当たり前かな……?
「……つっ!!」
「いけませんわ!! 神子様。まだ、体の傷は癒えておりません!!」
誰か知らない女性が部屋の入り口から駆けてきて、僕の体を支えゆっくりとベッドに寝かせてくれた。
……今、彼女僕の事神子って言ったよね?
何で僕をそう呼ぶんだろう……?
って此処ゲームの中!?
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