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エピソード4
起承転結の「転」
赴きを変えて、「戦争論と人間の心理について」
人類の歴史は、絶え間ない生存競争と種(ホモサピエンス)の保存の繰り返しです。
哲学や博物学や生物学や大脳生理学などで、人間そのものの歴史や進化の過程が解明されつつ有りますが、人は、おろかな動物です。
理性と知性は、たいした物ですが「集団心理」と「利己主義」が戦争を招きます。
個人同士の争いは、ただの喧嘩ですが、一定の規模の共同体での争いとなると、更にエスカレートします。主権を持った国と国の争いだと「戦争」ですね!
個人的には、国家間の戦争にルールが適用されるのは理解しますが、素朴な疑問としては、戦争にルールをあてはめても、追い詰められたら、ちゃんと国際法を守る事ができるでしょうか?
別の観点から、戦争の目的とは、いったい何なんでしょうか?
(1)相手の領土が欲しい。
(2)相手を征服したい(野心)
(3)上記の根源に、民族や宗教の対立が有るケース。
(4)単なる野望(世界征服など)
(5)政治や武器商人などの要望から発生。
(6)平和を保つための戦争。
更に、戦争に駆り出された個人(理解をしやすくするために、近代の大量破壊兵器が無い時代を想定)レベルの兵士の心理はどうでしょうか?
もし自分が銃剣一つで、歩兵として最前線に立たないと行けないとしたら、あなたは、どう対処しますか?
周囲の状況で、個人が押し潰されるケースが考え易いですね。「人は誰でも戦場で殺人者になりうる」しかも、合法的に殺し合うなんて、信じられません。
私でも、正直、分かりません。
ある映画のシーンで有ったのは、凄絶な白兵戦の末に、敵と味方で生存者が1名ずつとなった時に、1対1で、どこまで戦いますか?銃弾が尽きて、武器も無くし、素手で殴り合うまでになっても、死闘を続けますか?
究極の場面で人間は、どんな行動に出るのでしょうか?
目の前の敵を倒さなければ、自分が殺られるのでしょうか?
私の場合は、相手の目を見て、相手が正常な精神を保っていると思えたら、戦いを止めます。又、相手にかけがえのない家族がいるかも知れない、と思いがよぎったら、そこで留め(とどめ)を差すなんて、出来ますか?
人間として、あなたは、どうしますか?
また別の観点からの投げ掛けです。
・強引に武力で相手の国を征服したとして、もし仮に、相手の国が全く無抵抗に受け入れてしまったら、どういう事になるでしょうか?
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