ペロンちゃん

一週間の欠席

お袋はますます発狂し、
親父似の女好きだと罵倒され
親父は投機用に知り合いが持っていた学校近くのマンションを買い、
そこから高校に通えと諭された。
結局、
お袋も来年中学受験を控えた弟のことを考え、
渋々了承した。
高校には内緒にして、
何かあったときは親父が全責任をとるとお袋に親父がはなしをつけると、
親父は好きなようにやれと物わかりのいい親のような顔をして、
大人の月給より多い春休みのアルバイト代と月々の生活費を口座に振り込んでくれることになった。
そして親父と約束したことは
学校の呼び出しになるようなことは見つかるな。
高校は辞めるなの二点だった。